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それはまるで太陽のように

近頃はまだ6月も半ばだというのに半袖でも暑い程の陽気で。
夏の暑さは至極苦手だ。
梅雨が明けたら本格的に夏が来ると思うとまだ梅雨が続く方が幾分かましかもしれない。
雨は心に溜まったものを洗い流してくれるような気がして好きだった。
とりとめもない考えを巡らせていると、あと数分で授業が始まる時間であることに気が付いた。
残りの朝食を食べ終えると食器を片付け食堂を後にした。
1限からは能力別授業が2時間続く。

今日は美咲の誕生日だ。
年に一度きりしか来ないこの日は俺にとっても大事だった。
プレゼントを買ったのは良いけれどさっきから渡すタイミングを計り損ねていた。
能力別授業が終わるまでに何とか渡せないものだろうか。

思索しているうちに特力の教室に辿り着いた。
案の定のだっちは不在のようで教室の中からがやがやとした話し声が聞こえる。
仮にいたとしてもそれは変わらない気がするけれど。
立て付けの悪い扉をこじ開けるとよく聞き慣れた話し声が聞こえてきた。

「やっぱ俺らって運命共同体だよなー」
「何であたしと殿がそうなるんだよ。意味わかんない」

話し声の主は美咲と殿のようだった。
話の内容が何のことかはすぐには理解できなかった。

「誕生日が被るなんてそうあることじゃないと思うけどな。だから運命共同体だろ?」

誕生日が同じということは知っていたけれど、こんな話を聞いているのは堪らなかった。

「美咲、来い」
「つばさ…?」
「いいから」

気が付くと美咲の手を引いて教室を出ていた。

「何だよ急に」
「誕生日おめでとう」

そう言いつつプレゼントの包みを差し出す。
気に入るかは分からないけれど心から祝う気持ちは誰にも負けない自信があった。

「ありがとう、翼っ」

美咲が笑顔を見せる。
ああ俺は光が満ちるようなこの笑顔が見たかったのだと思った。






美咲誕生日おめでとう!
なんとか間に合ったぜっ^^
そういえば美咲と殿って誕生日一緒だなーと思って書きました。
いいんちょーも一緒だよね。
翼はプレゼントを買う時何を買えば喜んでもらえるかとか悩んでるといい。
プレゼントの内容は想像にお任せします^^
すみません考えるの面倒だっただけです(阿呆


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